vol.111 外伝は地球の要請
かとしさんからのお便り「ランダとアニエルの再開」
・ランダとアニエルの今後
・ラ宇宙において古本市場は文化の中心
・惑星とは言わず界と言う
・戦いをしないと学べない段階
・虚空蔵東京本の第1回は外道の話し
はい、こんばんは。5月2日かとしさんから来てます。かとしさんですね。
『目風様、古川様。御祭舟第2章第6話読ませていただきました。ありがとうございます。
ランダとアニエルの再開(邂逅)するところは、なぜか感傷的になってしまい、目頭が熱くなってしまいました』
この6話はね、もっと長く倍ぐらい書きたかったんですね。倍はないか。あと25ページぐらい描きたかったんですよ。
もう時間がないしっていうことで、ちょっと飛ばしちゃったんですけどね。
もっと色々実は話があるんですよ。
ランダが1人になるじゃないですか。1人になる前もあと7ページぐらい欲しかったし、1人になってからね、15ページが欲しかったんですよね。もうちょっとか。うん、もうちょっとはね。色々あるんですよ、1人になっても物語は。でも、それを全部飛ばしちゃったから、 10年、50年、100年ってなってますけどもね、あの間色々あったんだよね。
それで最終的にはアニエルと会えたっていうか、ああいう状態になったんだよね。それで
『私にはランダは覚醒し、実存に入ったと、 入っていったように思え、アニエルは実存の原人?だったのではと思いました。』
これは違います。
アニエルってのはね、あーっとね、古川がめちゃめちゃ止めに入ってますけども、違うとしか言っちゃダメってことですね。
ランダも覚醒してません。ランダとアニエルはね、一緒に働いてますよ、あの後。これは喋っていい、いいんだよね。
ここは喋っていいそうなんで、古本市場ってのは大体ラ宇宙のスタンダードな文化の中心になってるんですね。
ある時期からなんだけど、ある時期ってのは。
ヤンチュレ・チュロウ目録ってあるんですね。あの目録ができた後、何年か、けっこう年数経って古本市場ってのがあっちこっちで出来るんですよね。それが、だんだん、だんだん、でかくなって、中心になる
核があるんですけども、それは言っちゃダメということ言われてますから言いませんけども、 それがあちこち転々とするわけですよ。サーカス、昔のサーカスって今の人知らないよね。サーカス知ってる。
知らないね。地方で地方ドサ回りみたいにするんですよ。ドサ回りも知らないか。
かわかつ「この間行きました。サーカス。」
サーカス行った。
かわかつ「はい。」
いつ?
かわかつ「えーと年明けぐらい」
どこでやったの。
かわかつ「立川で」
サーカス。木下サーカス?
かわかつ「そうです」
まだあんだ、木下サーカス。昔はね、色んなサーカスあったんすよ。木下サーカスも来たよね、うちの田舎に。でかかったね、やっぱし木下さんは当時でも。もう今から60年前、いや、もっと前だ。65年ぐらい前か、もっと前か。65、70年近く前だよね。来たね。
木下サーカスはそもそも戦前からあるよね。
かわかつ「長いみたいですね」
うん。
かわかつ「めっちゃ楽しかったです」
そう。
かわかつ「 お客さんは少なかったですけど」
へー。いろんなサーカスがあって、地方をドサ回りしてるわけですよ。
今、なんでサーカスの話しているの。
その古本市ってのは、ラ宇宙のいろんな、惑星じゃなくて「界」、界なんですよ。界ってわかるかな。地球界とか土星界とか、界ってあるでしょ。向こうは惑星って言わないんですよ。界って言うんですね、ラ宇宙は。うん、いろんな界でやるんですよ。で、そこは人々が集まってくるの。
ヤンチュレ・チュロウの稀觀本のあれがないかとか、珍しい本がないかとか。で、向こうの本ってのはちょっと変わってて。
言っちゃダメと来ましたね。もうやめた。本当に怒りそうだからね。
えーと、まあ、そこの古本市場と一緒に。アニエルは娼婦じゃないですか。
娼婦館とか。ランダも娼婦でしょう。その娼婦のお店を。こう移ったり。あと、あの人もいたよね。誰だっけ。
酒場、酒場、酒、なんつうんだっけ。出てきたっけ漫画になんとか、お酒ですよね。ラ宇宙の。それで、それを飲ますスナックがあったよね。
あの人ね、あの猫の。
かわかつ「ペトラ」
ペトラだ。
あれね、チェーン店なんですよ、本当に。チェーン店っつって馬鹿にされて怒ってましたけど。あれが大体その古本市場にチェーン店だからあるんですよね。で、一緒にこう回ってるわけ。
そういう物語はあとで、あとあと出てきますよ。大体そこが中心になってくんだけど、そこまで全然行かないよね。漫画がどうなってんすか。古川くん。
早くそこまで行ってほしいですねって言ってると、その外伝が1年間ほど続くそう。
どうすんの。
でもね、地球の要請で書かなきゃいけないって。
あの虚空蔵55の時に書いたことがあるんですけども、ラムサの話をしたんですよ。
ラムサってのはちょっと調べたっつか、ラムサの本ってのがあったんですよ。でさ、紹介したんだけど、その前に、古川がどうしても気になるからっていうんで、ラムサ調べたら、ラムサは本体は遊撃手だったんですね。古川に入ってる遊戯手とは多分違うと思うんだけど。
この宇宙が始まる、この宇宙は64回目の宇宙じゃないですか。その前の宇宙の最終回ぐらいにやっぱし遊撃手が入って、その宇宙のフォローをしてるんですよ。
その時のフォローのコンセプトが、テーマが、その遊撃手のテーマがですね、「戦い」だったんですよ。
戦いってのは今の地球も持ってるんですよ、実は。そのモチーフっていうのを、テーマってんのを持ってるんですよ。
だからあちこちで戦い多いでしょ。
それは地球が持ってるからなんだけど、 地球の影響を受けて戦いしてるわけじゃないよ。アラブの人とか中東の人とか、イスラエルとか、あの辺は好きなんすよ、戦いが。
もちろんアメリカも好きだし、ソビエトも好きでしょ。だから人類みんな好きなんですよ、戦いが。ていうか、戦いしないと学べない段階なんですね。 だから地球もそれに応じてその戦いの部分を持ってるんだけども、前の宇宙で昇華、ある程度したんだけども、持ち越してるわけですよ。
それをなんとか地球は昇華したいわけ。だから、古川くん、漫画描くんだったらこれもちょっと描いてって感じで外伝で無理くり入れてきたんですね。そうしたらちょっと大変みたい。
でね、外伝は外道の物語なんですよ。外道って、地球なんとか言ってたよね。なんつったっけ。
スペイン語で言ってたよね、なんかね。英語じゃなくてなんつったっけ。アウトローじゃなくてね、 関係ないから覚えてないって。古川くんも覚えてないって。
スタッフ「デスペラード」
ああ。なんで知ってんの。
スタッフ「ならずものっていうメキシコスペイン系の」
すごいねあんた。そうそう、デスペラードっていう副題がつく。副題っていうか、英語題がつくんだけど、英語だ。英語でもデスペラードは使うみたいね、でもね。なんかアウトローとは違うんだよね。
その外道の話なんですよ。で、あれ。なんだっけ。
『虚空蔵東京本』の第1回ですよね。この間見出しだったから、第1回も外道の話から始まります。
で、宮本武蔵と佐々木小次郎の話から始まりますね。誰も聞いたことない宮本武蔵、誰も聞いたことのない佐々木小次郎。
特に小次郎はすごいよね、うん。どういう出身かとか全部明らかにされてるし。
だからこれを元に調べるといろんなことがわかると思う。佐々木小次郎と宮本武蔵に関しては。
そんな昔じゃないじゃないですか。江戸の初期でしょ。もう戦国時代の終わりでしょ。江戸の初期か。
岩流島、船島ですよね、当時のね。当時はね、地続きにもなってたんですよ。
よくあるでしょ、小さな島で地続きになってるとこ。ああなったり、沈没した、つか、その地続きが消えたりもしたりした島ですね。小さな島だったんですよ。今、 埋め立てしたの?埋め立てしたみたいですね。結構でかくなったみたい。
あそこでやったんすよね、彼らが。いろんな秘密が暴露されます。面白いよ。虚空蔵東京本買う人ね。
あ、でね。ここで発表しとくかな。あ、もうこんな時間か。
いっか、後で正式に文章で出すけども、
35部品は最初は35万円しましたけども、次からは3万5000円です。
みんな35万用意するの大変だったと思いますけども、次回も35万する、なると思っておられる方ほとんどだと思いますから、 35万じゃなくて、これ、その後はもうずっと3万5000円です。お値打ち品になります。安心してください。
多分頑張れば皆さん買い続けることができると思いますから、頑張ってください。今日は以上です。